資産に関するメリットとデメリット

SEは十分に経験を積むと、起業することも可能になります。業界経験を生かしつつ、オリジナルの発想を盛り込んで利益を生み出せると考えられるビジネスモデルを作り上げることができれば、成功する可能性も高いでしょう。

起業するメリットは成功すれば大きな資産を築けることであり、毎年数千万円単位で収入を得ている人もいます。IT業界で、大きな成功を上げて巨富を築き上げたいという人にとって魅力的な選択肢です。

しかし、起業するには、資産という観点だけに着目してもデメリットがあります。
起業するためには自己資金を用意しておかなければならず、起業資金の不足分は融資を受けて準備するのが基本です。事業に成功すれば取り返すことはできますが、一時的にでも負債を負うことになるのが負担になるでしょう。
また、収入も保証されるわけではなく、黒字経営を続けられなければ資産が失われていくことになりかねません。収入も経営利益がどれだけあったかによって左右されるため、安定して高い収入を得られるとも限らないのがデメリットです。
結果として資産構築がうまく行かず、経営が不振になったときには破産するリスクもあります。

このような事態に陥らないようにするためには、優れたビジネスモデルを構築しておくことが必須です。当面は十分な利益を得られると自信を持てるビジネスモデルを作った上で起業すれば、大きな収入を得られる可能性が高まるでしょう。